美術館に行かなくても、タブレットでAmazonビデオの芸術作品を見ることが出来ます。
Nexus7(2013)で見ました。amazonプライム対象です。
ゴッホ作品の黄色を主体とした鮮やかな色彩は、実物を見るのが一番ですが、美術館に足を運ばなくてもNexus7(2013)の高解像度のお陰で鮮明に見てとれます。
わずか30分ちょっとのドキュメンタリー映画ですが、見ごたえがありました。
蚕が体内から糸を全て吐き出し繭になり、その僅かな生糸から美しいシルクを産み出し死んでいくがごとく、ゴッホも体内から全ての作品を吐き出し力尽きました。
筆を置けと言われても置けない、描くことしか出来ない、ある意味人間という生き物の理想の姿かも知れないのです。
ただ、人間は良くも悪くも自分以外の誰かの影響により生き方が変わっていきます。不思議なことに目には見えない相互作用で出来なかった事が出来るようになったり、その逆もあります。
ゴッホとゴッホの弟はこの関係にあったのでしょう。ゴッホが亡くなった後にすぐ亡くなりました。
人間は一人で生きていけるかもしれませんが、一人で何かを産み出すことは出来ないと言わざるを得ません。
ゴッホは弟の影響を強く受けていたと思いますが、弟もまたゴッホの影響を強烈に受けすぎたかもしれません。
コメント