深夜食堂

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夜十二時から朝七時頃まで開店している「深夜食堂」です。

この食堂唯一のメニュー「豚汁定食」の仕込みを終え、カウンターを綺麗に拭き、のれんを掲げ提灯に灯をともす。

一連の流れがどうにも味わい深い。 かたぎのサラリーマンが食べる昼の食事がメインの「孤独のグルメ」とは真逆に位置するイメージがぬぐえず、見ることを避けてきた気がします。

第一話にあの「松重豊」が登場するのは「孤独のグルメ」のオマージュでしょうか・・・

ガラケー全盛の今から七年前の話なので、所々に出てくる折り畳み式携帯電話が、食堂にマッチします。

今、シーズン1の第五話に登場する「バターライス」を頬張りながらこのブログを書いています。
この「バターライス」は食べたことは無かったんですが、食べ物の美味しさには、味と見た目以外に、「思い出」も影響するということを知りました。そして、食べたことがない人にも、思い出が空気感染して食べてみたくなってしまうようです。

やはり人は他の動物と同じで、ちかしい遺伝情報を元に、かかわり合いながら生きていくという本能が、まだ携わっていることを痛感した一話でした。

設定が深夜なので昼間より人の本音が出やすいことがこのドラマの主旨であるし、
居酒屋ではなく「食堂」が舞台なのは、酒とは異なり、食べ物の想い出が幼少の頃まで遡ることができるので、ドラマの奥深さが増すことになります。

食わず嫌いは避けて、一度「深夜食堂」にお出掛け下さい。

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